村の暮らしと三浦半島
海に囲まれ平地が少ない三浦半島では、漁業と畑作で村の暮らしが成り立っていました。特に盛んだったイワシ漁について、地引網船(じびきあみせん)の断面を見ながら学べる展示は大変めずらしいものです。国指定の文化財になっている漁師のハレ着やタコ漁の展示もあります。
イワシはカツオ漁の生き餌(いきえ)として利用されましたが、畑の肥料としても使われました。畑では、麦やイモなどを栽培していましたが、余裕のある家は木綿栽培(もめんさいばい)もしていました。
昔の道具は、個人の体格や細かい用途にあわせて作られており、身をもって自然を相手にしていた村の暮らしが浮かんできます。
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