ペリー来航から横須賀製鉄所へ
1853年(嘉永6年)、ペリーが浦賀に来航したのち、久里浜に上陸し、日本の開国に大きな影響を与えました。当館には、ペリー来航のようすを知ることのできる絵巻物がたくさんあり、映像と実物展示で紹介しています。
ペリー来航をきっかけに、日本は開国し、1860年(万延元年)にアメリカと条約を結ぶために遣米使節が派遣されました。使節団はアメリカの造船所を見学し、日本に最先端の造船所を建設することを決意します。これが横須賀製鉄所です。使節団の一員として活躍した小栗上野介忠順は、帰国後に、横須賀製鉄所の建設を実現させ成功に導きました。さらに、使節団の代表を務めた新見豊前守正興の愛用品なども当館に所蔵されており、これらもあわせて展示しています。