三浦半島の海岸 (ジオラマ)
三浦半島の西部地域は黒潮の影響を受けて冬も暖かく、そのために海岸には暖地性の植物がよく育ちます。ハマオモトやハマボウのような亜熱帯系の海岸植物も生育し、その自然分布の北限である天神島は神奈川県の天然記念物に指定されています。
海の中には温・熱帯性の海水魚をはじめ、魚類、貝類、海藻など多くの種類の海洋生物がすんでいます。海鳥ではカモメのなかまのウミネコが1年中見られ、秋には渡り鳥のシギ・チドリの仲間も見られます。
天神島をモデルにしたジオラマです。オオミズナギドリが飛び、キアシシギやウミネコなども見られます。海面の下をのぞくと、ウミタナゴやクエ、タカノハダイなどの魚や、ケフカイソガニ、ショウジンガニ、イトマキヒトデ、スカシカシパン、ムラサキウニなどがどんなところに生息しているのかよくわかります。石の上のクラカケトラギスもお見逃しなく。